2022年5月上旬physisでのひと時|お茶会のお知らせ・予約方法

2022年5月上旬physisでのひと時|お茶会のお知らせ・予約方法

いつかいつかと思ううちに 、随分と月日が経ってしまいました。

本日はritsuko karita 22AW Collectionの受注会を福岡にて開催した5月6.7日の出来事やお店について綴りたいと思います。

記憶は鮮明なうちに書き留めておかなくては微かなきもちは忘れてしまいます。


しかし、10月になった今でも5月の出来事は鮮明に思い出せるほど特別な時間でゆっくりとしたひと時を過ごしました。

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physis ピュシス


福岡県、二日市にあるセレクトショップ
古着や衣類のブランド、ジュエリー、香りもの、ヴィンテージの器など幅広く取り扱う。


physis ピュシスさんは以前から知り合いだったairiさんがオーナーをつとめています。

 

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2021年11,12月付近

ritsuko karitaは、InstagramのDMよりメッセージをいただいたことがきっかけでお取引をさせていただくことになりました。

以前からパワーのあるお店さんだなと眺めており、それまではairiさんが手掛けていることは知らずにいました。

お声がけいただいたとき、ずらりとした長文でラブレターのような熱い想いが詰まっていました。
わたしは届いた瞬間、すぐさまお返事をしてしまいます。

本来ならば熟読し、もうすこし時間をかけた方がより丁寧かなと思いましたが、そんなことよりも私は心から嬉しくてきもちが飛び跳ねてしまいました。

 

以下日記風

2022年1月

airiさんが東京のアトリエに尋ねてくださる予定ができ、2〜3年ぶりに顔を合わせる。
airiさんは真っ赤なコートを纏っており、とても印象的で鮮明に覚えている。

ふたりとも話すと想いが熱くなってしまい…気づいたらあっという間に2時間以上経っていた記憶。また5月に!とさよならをした。

 

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2022年4月

東京での22AW展示会を終わらせ福岡へ旅立つ。
私は飛行機すら未だに一人で搭乗したことなく、無事着けるのか不安になりながらもなんとか福岡へ到着。

福岡へ訪れるのは2回目。

1回目は2019年ごろ。福岡県は、想像のイメージよりもすごく洗練されたお店が多く、それらのお店には徒歩でもある程度は周れちゃうくらいアクセスが良い。私はもしかしたら東京よりすきな場所なんじゃないかな、と当時思った。

名古屋・京都・東京の良い部分を合わせたような「ちょうど良さ」があった。初めてだったのに、何故か安堵する。人も東京ほど混雑しない。

2回目の福岡はそれとなく覚えており、お店までスムーズにたどり着いた。初日はお店へ挨拶と確認へ伺う。
Instagram上で眺めていた店内は、やっぱり身体を預けると感覚でちがうとわかる。

わかっているようでわからないもの、わかっていないものが本当に沢山ある。見た気で居るね、私は。私たちは。

 

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2022年5月6,7日

次の日からの二日間は、私とお客様とのお茶の時間を設けられており、通常の展示会とはまた異なったイベントを開催した。

 わたしは「服を作り発表して沢山の人に着てもらう」という流れのみでは自身の活動はまだあまりしっくり来ていない。たまたまわたしは服という媒体を選んでいて、服を発表しながら仲介し、思想の交流や交換ができたらいいなと思っている。

服自体は着ることも眺めることもできる。形として存在し、手で触れて認識をすることもできる。人が生活するには衣類は必需品であり、暮らし・生活をするということに基づくもの。

今は衣類を始め、それらが存在することで私自身(梨都子)としても交流できる手段なのではないかと感じている。

ファッションショーやインスタレーション、お店に複数卸す、海外進出などファッション業界ではさまざまな方法や暗黙の了解のようなルールみたいなものがあるように感じるし、それらも全て正しい。

でも、わたしは闘うよりも向き合うことやプライベートなやりとり、手紙、生活をするように衣服も関わりたいなと思う。

殺伐とした場所や空気は緊張感があってとんでもなくドキドキするしパワーも必要だけれど、私から発生するものはもっと他の場所ややり方でいいと思っている。
それらも探りながら今の活動やお仕事をしているつもり。

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前置きが長くなったけれど、「お茶をする」ってなんて贅沢な時間なんだろう。
お話をしながらほっと一息をつく。お茶と合う茶菓子を頬張る。にこやかになる。和む。会話をする。


わたしはお茶をする、に服も絡められたらいいなと長らく考えていた。
そんなわたしのライフスタイルや思想をうまく汲み取ってくださり、physisでのお茶菓子つき予約受注会が開催された。

 

私は岐阜県東白川村という人口2,800人ほどの小さな村に生まれる。
小学生のころ茶摘みは必須の授業、手のひらが真緑になるまで蒸した茶葉を手で擦り茶葉にしてゆく体験もする。
もうあの体験はなかなかできないけれど、おそらく理科室だったあの場所で、もわもわとお茶の香りが広がった異様な空間や時間をぼんやりと、覚えている。

白川茶はほんとうにおいしい。
お母さんが、いいお茶にしといたからと送ってくれた茶葉を持参。
お茶菓子も、幼少期からずっと食べていた老舗の仁太郎という和菓子屋さんのものをチョイス。

自分のルーツとなるものを少しでも与えることができたらよりいいなと思った。
各時間、3人くらい予約枠があり、ぞろぞろとお客様がいらしてくださる。

はじめましての方も居たし、2019年にお会いしたことのあるお客様もいらっしゃった。

通販でいつも購入してくれていた方にもお会いできてラブレターをいただいたり、初めてお会いしたけれど魂で会話ができたような真っ直ぐな眼差しの方にも出逢えた。
話に夢中になりすぎて、肝心の服たちを観てもらうことを忘れそうになるくらい。
そのあと沢山試着もしてくださった。

新作だけでなくアーカイブも少し即売で並べていたけれど、目星つけていないアイテムをその場で手に取り、なんとなく着てしっくり来ちゃった。みたいな偶然な出逢いは嬉しい!
本人も嬉しそうだったけれど、わたしが一番嬉しかった。

 

ワンピースはゆらゆら揺れていたり、ジャンプスーツがかなりお似合いの方も居た。
シースルーのインナーやウールのブラウスでずっと悩んでいる方。
あっという間に日が暮れてしまって、外は真っ暗。

 

時間を忘れるくらい、濃密で、でも足りないという体験は展示会が人生の中では圧倒的。
普段はアトリエで殆どひとり、自分と向き合うかパソコンでメールチェックをしたり梱包の作業だ。こちらも必要な業務だけれど、人と過ごす時間がほんとうに幸せで、お金じゃ買えない。

ひとりひとりの声を忘れてしまうような平凡な日々と、実際にいろんな人に見てもらうハレの日、その繰り返しなんだけれど。

 

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2022年11月

そして、今回も11月には福岡にて2日間、お茶会付き新作予約会を開催いたします。

「ritsuko karita | 23SS Another self looking at me 」
store | 2022.11.18 金 - 11.22 火

online | 2022.11.18 金 - 11.22 火

(20.21デザイナー在廊・お茶会開催)

※お茶会要予約


▽お茶会予約について
11/20 日 1枠2〜3人(¥1000お茶とお菓子付き)
①12:00〜13:00
②13:30〜14:30
③15:00〜16:00
④16:30〜17:30
⑤18:00〜19:00

11/21 月
①12:00〜13:00
②13:30〜14:30
③15:00〜16:00
④16:30〜17:30
⑤18:00〜19:00

上記日程にて現在受付しています。

〔予約方法〕

件名:ritsuko karita お茶会予約

お名前、日にち、希望時間帯を明記の上「physis.fukuoka@gmail.com」宛てにご連絡ください。

〔お店へのアクセス〕

physis(ピュシス)

〒818-0072

福岡県筑紫野市二日市中央3-6-6 大田ビル306

JR二日市駅より徒歩4分ほど

(博多駅から25分ほどでアクセス可能)

 

福岡付近にお住いの皆さま宛てになりますが、私もお会いできることを楽しみにしております。新作も併せて楽しんでいただけるよう準備しております。

お茶会の予約もお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

2022.10.26 梨都子

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